機械部品の防錆処理

 小平が機械部品の防錆処理についてお伝えします。

 部品の防錆処理方法は、メッキ処理、塗装処理の2種類の処理を使用して
 います。
 両方の処理の膜厚は、概ね50マイクロメートル以下と薄い皮膜ですが、
 メッキ処理は精密金属部品に使用し、塗装処理は装置外装の板金部品に使用
 しています。

 弊社で通常使用しているメッキ処理は、鉄系金属部品には無電解ニッケル
 メッキ、三価クロムメッキを使用しています。

 使用選択の基準は、以下の通りです。

 ・無電解ニッケルめっき
   最小皮膜が2~3マイクロメートルと薄く部品表面に均一に密着して
   いるためベアリングの組み付け等の精密組立が行えることと、メッキ
   液が浸透するところであれば、部品の角まで綺麗に皮膜で覆うことが
   できます。

   メッキ処理後の色合いもステンレス調になるため製品として高級感が
   出て良いと考えております。実際、三価クロムメッキ、黒染めに比べる
   と高価なメッキ処理となります。

   短所は、メッキ処理前に金属表面の切削油等を綺麗に洗浄しないと、
   メッキ被覆が変色したり、メッキが剥離することがあります。

 ・三価クロムメッキ 
   以前は、ユニクロメッキという六価クロムを使用したメッキ処理を使用
   していましたが、六角クロムが人体に対し悪影響があるということで、
   近年は自然界に存在し環境にやさしい三価クロムを使用したメッキが
   主流になっています。

   以前は、弊社も電装盤や板金の金具部品に使用していましたが、六価
   クロムから三価クロムに切り替わる時に三価クロムを使用したメッキ
   処理の価格が高騰し無電解ニッケルめっき処理費用よりも高価になった
   ため、現在はボルト部品にしか使用していません。

 ・塗装処理
   主に焼付塗装として装置外装の板金カバー部品の防錆処理として使用
   しています。
   塗装ですので色を自由に指定できるのが良い点です。お客様の希望色の
   装置にしあげることが可能になります。
   工業製品として一般販売されている部品の塗装色を使用すると費用を
   おさえることが可能で、製作時期が違う装置でも色の誤差が少ないです。 


 今回は、鉄系金属部品の防錆処理として主に使用している処理について記述
 しましたが、その他の表面処理も部品の使用に適したものを選択し使用して
 います。 

 その他の材料の表面処理についても今後話させていただきます。




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